シナリオ010『コスプレの迷い道』

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トリニティムーンフリー脚本010

『コスプレの迷い道』

2016/09/19

高辻カンナ

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ミイシャ……友達を捜している女の子

 

店員……落ち着いた女性

 

エルザ……はぐれてしまった女の子

 


 

ミイシャ「『使用フリー脚本010』」

 

店員「『コスプレの迷い道』」

 

ちょっと間

 

ミイシャ「あ、あのう……」

 

店員「はい、いかがなさいましたか、お客様」

 

ミイシャ「友達とはぐれてしまって……。このデパート内にいるのは確かだと思うんです。呼び出してもらえませんか」

 

店員「かしこまりました。では、そのお友達のお名前を教えていただけますか?」

 

ミイシャ「やっぱり必要ですよね?」

 

店員「はい? そうですね。お呼び出しいたしますには、やはりお名前をおうかがいしなくては」

 

ミイシャ「それがその……ネットで知り合った友達だから……本名を知らないんです」

 

店員「そうでしたか。最近、そのようなお客様のお呼び出しも、多数うけたまわっておりますよ。ハンドルネームでもかまいません」

 

ミイシャ「ハンドルネーム……というか……コスプレ仲間なので……お互いのキャラ名で……呼び合ってて……」

 

店員「では、そのアニメのキャラ名でお呼びいたしますね」

 

ミイシャ「アニメじゃないです! まだアニメ化はされていないんです!」

 

店員「はあ」

 

ミイシャ「確かに爆発的な人気のソシャゲで、今年のコミケでは大変なことになるとか言われてるけど、公式は頑なにアニメ化を否定してるんです! たぶん作品のクオリティをあげるため、準備に時間をかけてるんだと思うんです。それを心無いファンは、アニメ化を伸ばして伸ばしてお金をたっぷりむしり取るつもりだと言ってるんです。どう思います!? ひどいとは思いませんか!?」

 

店員「はあ。わたくしにはなんとも……」

 

ミイシャ「そ、そうですよね。あたし、このソシャゲのことになると、つい熱くなってしまうんです。ごめんなさい」

 

店員「いいえ、構いませんよ。それで、その、キャラ名でお呼び出しいたしましょうか?」

 

ミイシャ「伝説の女勇者エルザ姫です」

 

店員「ええと。エルザ様、ではいけませんでしょうか?」

 

ミイシャ「だめです」

 

店員「はあ。では、その伝説の女勇者エルザ姫様は、どちらからおいででしょうか?」

 

ミイシャ「サイルリア王国です」

 

店員「え」

 

ミイシャ「だって、彼女が本当はどこに住んでるか知らないんだもの! エルザ姫様の設定ならわかるわ。彼女はサイルリア王国の最後のお姫様なの。王国を滅ぼした紅の魔女を倒すべく、七つの世界を旅しているのよ」

 

店員「はあ。では、これでよろしいのでしょうか? 『サイルリア王国からいらっしゃいました伝説の女勇者エルザ姫様。お友達が一階受付カウンターでお待ちです』、どうでしょう?」

 

ミイシャ「それが、その……じつは友達じゃないんです」

 

店員「え」

 

ミイシャ「あたしは聖なる巫女ミイシャ姫というキャラなんですが、これはエルザ姫の命を奪うためひとりで旅に出た、ファーリューンのお姫様なんです」

 

店員「はあ」

 

ミイシャ「でも、それは誤解で! 本当は、あたしミイシャ姫の許嫁を殺したのは、エルザ姫じゃないんです。それどころか! ふたりは実は聖なる姉妹で、その誤解はやがて解けて、共に紅の魔女に立ち向かうんです!」

 

店員「はあ」

 

ミイシャ「だから今は、友達じゃないんです! 命をつけ狙ってるんです!」

 

店員「では、これでよろしいのでしょうか? 『サイルリア王国からいらっしゃいました伝説の女勇者エルザ姫様。あなたの命をつけ狙っている方が一階受付カウンターでお待ちです』、どうでしょう?」

 

ミイシャ「だいぶ良くなってきたと思います」

 

店員「だいぶ……なんですか」

 

ミイシャ「エルザ姫は、紅の魔女に使える7人の魔界将軍にも、命をつけ狙われているんです。だから、『つけ狙われている』と言っても、それがあたしだとわかるかどうか疑問ですよね?」

 

店員「はあ。では、お客様のお名前もお加えいたしましょうか。『サイルリア王国からいらっしゃいました伝説の女勇者エルザ姫様。あなたの命をつけ狙っている聖なる巫女ミイシャ姫様が一階受付カウンターでお待ちです』。これなら、問題ありませんよね?」

 

ミイシャ「それが、その……。あたしは今、自分がミイシャ姫だとは知らないんです」

 

店員「えええ?」

 

ミイシャ「記憶喪失なんです。自分の名前もわからないんです。紅の魔女にだまされて、エルザ姫を倒せば、記憶が戻ると信じ込んでいる状態なんです」

 

店員「えーと? では何とお呼びすれば良いのでしょう? 難しすぎて、よくわからなくなってきたのですが」

 

ミイシャ「ぬるいファンは、すぐにそういうのよ! 最近の設定は複雑すぎてついていけないって! でも、これくらい何よ。愛が足りないわ! あなたもこれがわからないようじゃ、立派なファンにはなれないわよ!」

 

店員「あ、あの、申し訳ありません。わたくしは立派なファンを目指してはおりませんので」

 

ミイシャ「そ、そうですよね。ごめんなさい。あたし、このソシャゲのことになると、つい熱くなってしまうんです」

 

店員「そうでしたよね。では、これでよろしいのでしょうか。『サイルリア王国からいらっしゃいました伝説の女勇者エルザ姫様。あなたの命をつけ狙っている自分の名前もわからない記憶喪失の方が一階受付カウンターでお待ちです』、どうでしょう?」

 

ミイシャ「それでお願いします」

 

店員「(ほっとした)ふう。では、それでお呼び出しいたしますね」

 

歩いてくる音。

 

エルザ「やっと見つけたわ!」

 

ミイシャ「あなたは、サイルリア王国の女勇者エルザ姫!」

 

エルザ「こんなところにいるとは思わなかったわ。聖なる巫女ミイシャ姫ともあろうものが、デパートの呼び出しの力に頼ろうなんて情けないことね」

 

ミイシャ「ミイシャ……姫……? あたしは本当に……聖なる巫女……ミイシャ姫なの?」

 

エルザ「そうだ、思い出せ! お前は紅の魔女に、だまされているんだ!」

 

ミイシャ「そ、そんなはずはないわ。あたしは、あなたを倒して記憶を完全に取り戻す!」

 

エルザ「ならば仕方ない! 行くわよ! 池袋のアニメショップを回ったあと、執事喫茶で休憩してから、カラオケボックスで勝負するの!」

 

ミイシャ「最初から、そのつもりよ! さあ、行きましょう。(店員に)あなた」

 

店員「あ、わたくしですか?」

 

ミイシャ「世話になったわね。あなたの優しさ、決してわすれないわ。生きていたら、また会いましょう」

 

店員「はあ」

 

エルザ「さあ、時間がないわ! 行きましょう!」

 

ミイシャ「ええ、必ず、あなたを倒してみせる!」

 

去って行く音。

 

店員「え、えーと」

 

ちょっと間。

 

店員「コスプレって……奥が深いんですねえ……」

 

おわり

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シナリオ009『伝説の女勇者と紅の魔女@メイド喫茶』

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トリニティムーンフリー脚本009

『伝説の女勇者と紅の魔女@メイド喫茶』

2016/08/18

高辻カンナ

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女勇者……伝説の女勇者エルザ

 

メイド……紅(くれない)の魔女アカネ

 

店員……メイド喫茶の同僚

 


 

メイド「『使用フリー脚本009』」

 

女勇者「伝説の女勇者と紅の魔女@メイド喫茶」

 

カランカランとドアベルの鳴る音。

 

メイド「お帰りなさいませ、お嬢さまあ」

 

女勇者「わ、私はお嬢様じゃないわ!」

 

メイド「失礼しましたあ。ではお帰りなさいませ、ご主人さまあ」

 

女勇者「ご主人様でもない! 私は女勇者エルザよ! 忘れたとは言わせないわ、紅の魔女っ!」

 

メイド「ごめんなさあい、お嬢さまあ。このメイド喫茶トリニティムーンにお帰りになるのは、初めてじゃなかったんですねえ。でも申し訳ありません。覚えてないんですう。えへっ」

 

女勇者「えへっ、じゃない! ふ。それもそうね。私を覚えていないのも無理はないわね。お前がサイルリア王国を滅ぼしにやって来たのは、私がまだ5歳の――」

 

メイド「(さえぎって)お嬢さまあ。他のご主人さまが、後ろでお待ちになっておられますう。お話は、テーブルにお着きになってからでよろしいですかあ」

 

女勇者「あ、あ。うん。じゃあ、それでいい」

 

メイド「お嬢さまは、おひとりでお帰りですかあ」

 

女勇者「そうよ! お前を倒すために集まった仲間たちは、一人また一人とモンスターにやられ、ついには私だけになってしまったのよ!」

 

メイド「では、こちらのお席にどうぞお」

 

女勇者「あ、あ。うん」

 

メイド「お嬢さまのお世話をさせていただきます、メイドのアカネと申しまあす。よろしくお願いしまあす」

 

女勇者「そうなの。紅の魔女の本当の名は、アカネと言うのね。その名前、お前の墓に必ず刻んでやるわ!」

 

メイド「お嬢さまのお名前は、エルザさまでよろしかったでしょうかあ」

 

女勇者「そうよ! 私はサイルリア王国のエルザ姫。聖なる剣(つるぎ)、ルーンブレイドに選ばれた、伝説の女勇者なのよっ!」

 

メイド「はーい。では、エルザお嬢さまとお呼びしますねえ」

 

女勇者「あ、あのね。私の話、聞いてる? きちんと理解してる?」

 

メイド「だいじょうぶです、エルザお嬢さまあ。きちんとお話についていってますよお。お嬢さまはお姫さまで、伝説の女勇者さまでもあるんですねえ」

 

女勇者「う、うん。その通りなんだけど。私がなんで、お前のところにやってきたか、ちゃんとわかってるのよね?」

 

メイド「うーん。そうですねえ。このトリニティムーンは普通のメイド喫茶と違って、お側に専属のメイドがお仕えして、そのメイドとゆっくりお話ができるのが自慢なんですう。だから選んでくださったんですよね?」

 

女勇者「違うわ! お前とお喋りするために、私は来たんじゃない!」

 

メイド「そうですかあ。ここはメイド喫茶ですからあ、普通にメイドを眺めたりい、一緒に写真を撮ったりい、もちろんお料理を召し上がることもできますよお」

 

女勇者「お、お料理?」

 

メイド「はい、トリニティムーンのお料理は、美味しいことで有名なんですよお。こちらのメニューをどうぞお」

 

女勇者「メニュー?」

 

メイド「人気は、きゅんきゅんオムライスでえす」

 

女勇者「きゅんきゅん……オムライス?」

 

メイド「はあい。メイドのあたしがケチャップでお好きな文字を書いて、美味しくなるよう、特別な魔法をかけるんでえす」

 

女勇者「魔法! やはり紅の魔女。魔法はお手のものと言うわけね!」

 

メイド「はあい。でも、あたしだけじゃないんですよお。この喫茶店のメイドなら、みんな美味しくなる魔法が使えまあす」

 

女勇者「くっ! このメイド喫茶にいる者すべてが、呪われた女魔法使いというわけなのね。恐ろしいところだわっ」

 

メイド「恐ろしいお店ではないですよお。明るく楽しく萌え萌えで、明朗会計でえす」

 

女勇者「ふふ。だがそんな魔法などはねかえして見せるわ! 私にはこのルーンブレイドがあるのだから。よし、できるものなら私に魔法をかけてごらんなさい!」

 

メイド「はーい。では、きゅんきゅんオムライスをご用意いたしまあす。おまちくださいませえ」

 

女勇者「よし、どこからでも来なさい!」

 

メイド、去る音。

戻ってくる。

 

メイド「お待たせしましたあ。シェフにエルザお嬢さまのため、とびっきり腕をふるうよう命じてきましたあ」

 

女勇者「その……魔法には、時間がかかるの?」

 

メイド「申し訳ありません、エルザお嬢さまあ。そうなんです。トリニティムーンには一人しかシェフがおりませんので、少々お時間をいただきまあす」

 

女勇者「では、それまで何をすればいいのよ?」

 

メイド「もちろんお話ですう。エルザお嬢さまは、どちらからお帰りになったんですかあ」

 

女勇者「言ったでしょ! サイルリア王国だわっ!」

 

メイド「海外ですかあ。嬉しいですう。最近はこのメイド喫茶もいろんなホームページに掲載されて、海外からお帰りになるご主人様も多いんですよお」

 

女勇者「ホーム……ページ? それは何?」

 

メイド「この喫茶店の紹介から、お勤めしているメイドの写真、空港から秋葉原駅までの行き方、この店の地図などが載っているんですよお」

 

女勇者「なんですって? ホームページ、それはいわゆる『魔法の地図』というものなの? この世界にやって来てからも迷いに迷い、やっと秋葉原にたどり着いたというのに!」

 

メイド「あらあ。羽田空港から秋葉原は、東京モノレールに乗って浜松町まで来ると早いですよお。成田空港からはスカイライナーで日暮里まで来るのが便利でえす」

 

女勇者「そ、そんな手があったのね! く……。私の苦労は一体、なんだったの……」

 

メイド「大変でしたねえ。よくここまで帰られました。えらいですう」

 

女勇者「誉めないで! え、え、いや、まって。今のセリフを、もう一度言ってみなさい」

 

メイド「はあい? 『よくここまで帰られました。えらいですう』ですかあ?」

 

女勇者「ふふふ。ようやく悪の親玉らしいセリフを言ったわね。それはつまり、『よくここまで来たな。ほめてやろう』ってことでしょう!」

 

メイド「うーん。まあ、そういうことでしょうかあ? でも、もう大丈夫ですよね。次はもう、迷わないでお店に帰れますねっ」

 

女勇者「いや、来ないわ! お前を倒せば、ここにまた来る必要などないんだから!」

 

メイド「ああん。そんな悲しいことはおっしゃらないでくださあい。エルザお嬢さまがお帰りになるたびに、このカードにスタンプを押させていただきまあす」

 

女勇者「……それで?」

 

メイド「10個集めると、特別なサービスをいたしまあす」

 

女勇者「お、教えなさい! まさか石になったお父様とお母様を、元に戻すと言うんじゃないでしょうねっ!」

 

メイド「特別なサービスですから、内緒なんですう」

 

女勇者「くっ! 10回も、この喫茶店に通わせようと言うの。なんてずるがしこいのかしら」

 

メイド「でも、好評なサービスなんですよお。楽しみにしててくださあい。ところでエルザお嬢さまはあ、普段は何をなされているんですかあ?」

 

女勇者「言ったでしょ! お前を倒し、王国を復活させるため、はるばる旅をして来たのよ!」

 

メイド「あらあ、ずっと旅行されてるんですかあ。素敵ですねえ。でも必要なお金は、どうしてるんですか? 働かないと、収入がなくて大変ですよねえ」

 

女勇者「モンスターを倒したり、困っている村人を助けたり、宝箱を開けたり、タンスをひっくり返したり、壷を割ったりとかいろいろよ」

 

メイド「短期のアルバイトですかあ。そうやってお金を稼ぎながら旅をするのも素敵ですねえ。その土地土地で、いろんな人と交流したりして」

 

女勇者「ええ。私が出会った人々は、みんな口々に訴えていたわ。紅の魔女、お前に国をぼろぼろにされた、と。勇者様、あいつを倒してください、ってね!」

 

メイド「エルザお嬢さまのご趣味はなんですかあ?」

 

女勇者「私の話、聞いてないでしょ!」

 

メイド「そんなことないですよお。紅の魔女を倒してくださいと、みんなに頼まれたんですよねえ」

 

女勇者「そうよ! そして紅の魔女とは、お前のことでしょう!」

 

メイド「ああん。あたしのことは、お前じゃなくてアカネと呼んでくださあい。ア・カ・ネ」

 

女勇者「ア、アカ、ネ」

 

メイド「わああ。エルザお嬢さまが、あたしの名前を呼んでくださいましたあ。嬉しいですう」

 

女勇者「う、嬉しいの? い、いや、待ちなさい。私はお前を喜ばせるために、はるばるここまでやって来たんじゃないわ!」

 

メイド「えー。嬉しいですよお。お帰りになったのも嬉しいですし、名前を呼んでくださったのも嬉しいですう。でもじつは、あたしが一番嬉しいのは、頭をなでなでされることなんですう」

 

女勇者「な、なでなで?」

 

メイド「はあい。よろしかったら、あたしの頭を、やさしくなでなでしてくださあい」

 

女勇者「ひ、人の頭など、なでたりしないわ! 私だって大人になってから、なでてもらったことなんてないのよ!」

 

メイド「あらあ。そうなんですかあ。それはさみしいですう。では、あたしがエルザお嬢さまの頭を、なでなでして差し上げまあす。なで、なで、なで」

 

女勇者「く……なんの……つもり……だ」

 

メイド「嬉しくないですかあ?」

 

女勇者「う、嬉しくなんかないわ! 本当よ! こ、こんなことで、お前を許したりはしないんだからねっ!」

 

メイド「そうですかあ。残念ですう」

 

女勇者「そもそも紅の魔女アカネ! お前はどうしてこんな店で働いているのよ。私にきちんと説明しなさい!」

 

メイド「えー。メイドに、そういうことを聞いちゃだめなんですよお」

 

女勇者「……そうなの?」

 

メイド「そうなんですう。でもあたしは、このお店のコスチュームがかわいくて、着てみたかったからですよお。嘘じゃないです。本当ですう」

 

女勇者「り、理解できないわ。サイルリア王国を滅ぼした紅の魔女が、洋服がかわいいという理由で、メイド喫茶に転職ですって? 世界一残酷と言われた女が、今ではメイドなの?」

 

メイド「あ。お料理ができたみたいですう」

 

テーブルに食器を置く音。

 

メイド「はーい、お待たせしました。エルザお嬢さまあ。では、お好きな文字を書きまあす。何がよろしいですかあ?」

 

女勇者「『打倒魔女』だ!」

 

メイド「文字数が多いですねえ。じょうずに書けないかもお。だ、と、う、ま、じょ、と。うーん。ちょっと読めないかなあ?」

 

女勇者「これが、きゅんきゅんオムライスなのか……」

 

メイド「では、おいしくなる魔法をかけさせていただきまあす。おいしくなあれ! もえもえ、きゅんきゅん!」

 

女勇者「も、もえもえ、きゅんきゅん……」

 

メイド「どうぞ、お召し上がりくださあい」

 

スプーンのカチャカチャいう音。

 

女勇者「(ひとくち食べて)お、おいしい。これが魔法の力というやつなの? なんて恐ろしいのかしら……(食べる音)」

 

メイド「喜んでもらえて嬉しいですう」

 

女勇者「(食べる音)」

 

メイド「エルザお嬢さまあ、ゆっくりと召し上がってくださあい」

 

女勇者「(食べる音)」

 

メイド「そんなにあわてると、のどに詰まらせてしまいますよお」

 

女勇者「(食べる音)ふう」

 

スプーンを置く音。

 

女勇者「ご、ごちそうさま……」

 

メイド「はい、おそまつさまでしたあ」

 

女勇者「い、いや。私はオムライスを食べに来たんじゃない! 確かに美味しかったけど!」

 

メイド「ほめていただき光栄ですう」

 

女勇者「ええい、まどろっこしいわ! 会話も食事も、もううんざりよっ。紅の魔女アカネ、私と勝負しなさい!」

 

メイド「はーい。では、萌え萌えじゃんけんでえす」

 

女勇者「じゃ、じゃんけん?」

 

メイド「あたしに勝つと、とっても良いことがありまあす」

 

女勇者「ふふふ。いいわよ。じゃんけんで勝負ね! 私は決して負けはしない。お前の首、必ず貰うわ!」

 

メイド「では一緒に『萌え萌えじゃんけん、じゃんけん、ぽん』って言ってくださいねえ」

 

女勇者「よし、きなさい!」

 

女勇者メイド「萌え萌えじゃんけん、じゃんけん、ぽん!」

 

女勇者「あーっ! 負けたっ!」

 

メイド「あたしの勝ちですう!」

 

女勇者「くーっ。お父様、お母様、倒れていった仲間たち、ごめんなさい。王国のみんな、ごめんなさい。私は、私はっ、最後の勝負に勝つことができなかったーっ……」

 

メイド「そんなにショックを受けなくてもいいんですよお。勝負は時の運なんですからあ」

 

女勇者「同情などいらないわ! さあ、逃げも隠れもしない。私を殺しなさい!」

 

メイド「エルザお嬢さまはオーバーですねえ。はい、残念賞の、あたしの写真でえす」

 

女勇者「しゃ、写真?」

 

メイド「サイン入りでえす。おみやげにどうぞお」

 

女勇者「おみ……やげ? はっ、これが噂に聞く『めいどのみやげ』というやつ? そうなのねっ!」

 

メイド「今度はじゃんけんに勝って、一緒に写メを撮りましょうねえ」

 

女勇者「くっ。わ、私の完敗だわ。今日は……もう……帰るわ。また……くる……」

 

メイド「はーい。今日はお帰りいただき、ありがとうございましたあ! 行ってらっしゃいませ、お嬢様あ!」

 

カランカランとドアベルの音。

ちょっと間。

 

メイド「エルザお嬢様……。ちょっと変わった、お客様ですわねえ……。あたしの記憶喪失と……何か……関係があるのでしょうか?」

 

店員「アカネちゃん、ご主人様がお待ちよー」

 

メイド「……あ、はーい! メイド喫茶、トリニティムーンにお帰りなさいませえ!」

 

おわり

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シナリオ002『新しいお母さん』

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トリニティムーンフリー脚本002

『新しいお母さん』

20151029

高辻カンナ

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晴美……新しいお母さん

 

まどか……年頃の娘

 


 

晴美「『使用フリー脚本』002」

 

まどか「『新しいお母さん』」

 

ちょっと間。

 

晴美「まどかちゃーん。晩御飯できたわよー。まどかちゃーん。あら?」

 

まどか「か、かってに部屋にはいってくるんじゃねえよ」

 

晴美「だってドアが開いてたんだものー。でも、ごめんね。お母さん、まどかちゃんを怒らせちゃったかしら」

 

まどか「ああ、げきおこだよ。でもその前に、言っておく。お母さんじゃねえよ。あたしはまだ、あんたを新しいお母さんとは認めてないんだからな」

 

晴美「ああん、お母さん、悲しい。でもせめて、『あんた』って呼ぶのはやめて欲しいわあ。だって、もう一緒に暮らしてるんだもの。ね、せめて名前で呼んで。お願い、まどかちゃあん」

 

まどか「ちぇっ、しょうがねえなあ」

 

晴美「じゃあ、呼んでみてえ」

 

まどか「今なのかよ」

 

晴美「うん、い、ま。お願い、はやくう」

 

まどか「は、晴美……さん」

 

晴美「ああん。嬉しいわあ。お母さん、こんな可愛い妹が欲しかったのお。もー、ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっ」

 

まどか「抱きつくんじゃねえよ、うっとおしいなあ」

 

晴美「可愛い妹みたいだけど、戸籍上は娘になるのよねえ。でも歳が近いんだから、気持ち的には妹になっちゃっても仕方がないわよね。うーん? まどかちゃんはどういう気持ちかな?」

 

まどか「そういうデリケートなことを直球で聞くなよ。あたしだって、まだ整理がつかなくて悩んでるんだよ。少しは察しろ」

 

晴美「あら、悩み? お母さんに、何でも相談してごらんなさい。お母さん、まどかちゃんの力に、きっとなってみせるわ」

 

まどか「だから、晴美さんのことで悩んでるんだよ。お母さんお母さんって何度も言うな。って言うか、部屋を出てってくれる? この家には、プライバシーもないのかよ」

 

晴美「うーん? あのね、お母さんもね、それはちょっと困ってるのよ?」

 

まどか「……どういうことだよ」

 

晴美「あら、まどかちゃん、聞いてくれるの? 優しいわあ」

 

まどか「単なる興味だよ。優しいからじゃねえよ」

 

晴美「あのね、この家、ちょーっと壁が薄いでしょ? お母さんとお父さんが、夜中にえっちしてる時の声、まどかちゃんに聞こえてないかしら? どう?」

 

まどか「だから直球で聞くんじゃねえよ。答える方が逆に気まずいだろ」

 

晴美「で、どう? やっぱり聞こえてる?」

 

まどか「ああ、ばっちり聞こえてるよ。毎晩、あんあんあんあん、良くも飽きずにやってるな」

 

晴美「あーん。お母さん、やっぱり声が大きく出ちゃうのよねえ。でもね、それはお父さんがテクニシャンだからなのよ? ひとりでする時は、もう少し静かよ?」

 

まどか「そんなこと聞いてねえよ。つーか、お父さんと晴美さんがえっちしてる姿、想像しちゃっただろ。年頃の娘には、もっと気をつかえよ」

 

晴美「まどかちゃんはどう? 声がやっぱり出ちゃうタイプ?」

 

まどか「あたしのことは、どうでもいいだろ。第一、何でそんなことまで、晴美さんに話さなきゃいけないんだよ」

 

晴美「あらあ。家族の間では、隠し事はなしだわ」

 

まどか「それは普通、隠す事だろ。むしろ家族なら、余計に隠したい事だろ」

 

晴美「あたしは声も大きいけど、おつゆも多いタイプなのよねえ。毎晩、シーツがぐっしょりになっちゃうの」

 

まどか「だから聞いてないだろ。お父さんと晴美さんがえっちしてる姿、また想像しちゃっただろ。普通ならとっくに、家出してるレベルのデリカシーの無さだぞ」

 

晴美「ネットでググったら、ペットシーツを下に敷けばいいって書いてたのよ。でも、わんちゃんもいないのに、ペットシーツを買うのもねえ。ご近所の人に見られたら、何てごまかせばいいのかしら。まどかちゃんは、どう思う?」

 

まどか「知らねえよ。つーか、ペットシーツを使うとか、変な知識をあたしに教えるな。年頃だって言ってるだろ」

 

晴美「まどかちゃんには、そういう悩みはないのね。うらやましいわあ。でもたっぷり濡れないと、えっちの時、痛くない?」

 

まどか「知らないよ! あたし処女だから! そんなこと、まだ知らないのっ!」

 

晴美「あらあ。どうして処女なの? まさか、お尻でしてるとか?」

 

まどか「なんでだよ。単純に、彼氏がいないからだよ」

 

晴美「うーん? どうして彼氏がいないの?」

 

まどか「あたしが可愛くないからだよ」

 

晴美「あらあ。そんなことないわ。まどかちゃん、あたしなんかより、とっても可愛いわよ? だって、あのお父さんの娘なんだもの。うん、可愛い、可愛い。モデルにだってスカウトされたこともあるんでしょ?」

 

まどか「でも、いつも言われるんだ……お前、ちっとも可愛くないって……」

 

晴美「あら? それは性格のお話? そんなことないわよ。内面だって、とっても可愛いと思うの」

 

まどか「こうして晴美さんに、冷たくしてても?」

 

晴美「うん。関係ないわ。まどかちゃんは、とっても可愛い」

 

まどか「可愛くないよ! ちっとも可愛くないよ! 晴美さんのこと、祝ってあげようと、お母さんって呼んであげようと思ってたのに! でも、やっぱりできなくてっ! こうやって冷たく当たってるしっ! ああ、もう! あたし、何か変なこと言ってるし!」

 

晴美「もお、まどかちゃんったらあ。ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅーっ」

 

まどか「晴美……さん……」

 

晴美「いいのよ。まどかちゃんが可愛い女の子だってこと、お母さんは、ちゃーんとわかってるの。だから無理しなくていいから、ね?」

 

まどか「う、うん……」

 

晴美「さあ、ご飯が冷めちゃうわよ。はやく台所に行って食べましょ、ね?」

 

まどか「うん……」

 

晴美「あー。お母さん、もう、お腹ぺこぺこだわあ」

 

まどか「あ、あの! お、おか、おかあ……」

 

晴美「なあに?」

 

まどか「お、お母さんとか、これで簡単に呼ぶと思うなよ! あたしはまだ、晴美さんのこと、お母さんとは認めてないんだからな!」

 

晴美「うーん、それは残念。もうひと押しだったかしら?」

 

まどか「で。今日のメニューはなんだよ」

 

晴美「お父さんが大好きな、ハンバーグよぉ」

 

まどか「またハンバーグなのかよ! (小声で)ちぇっ、しょうがないなあ……うちの、新しいお母さんは」

 

おわり

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ボイス台本020

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20.姉御肌な保健室の先生
「よお、今日の調子はどうだ? 昨日、びっくりしたぞ。保健室に青い顔して来たお前が、いきなり目の前で倒れるんだもんなあ。今日も無理するなよ。お前、退院したばかりで、まだ体力がないんだから。ちゃんと朝飯は食ってきたか? ええ、たったそれだけかよ。だめだなあ。これから保健室に来いよ。いっしょに、めし食おうぜ。だーめ。来るんだよ。これは先生の命令だぞ! ほら、はやく来いよ」
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ボイス台本018

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18.優しいお姉さん
「うふふ。じゃあ、えっちなこと、しましょうか。お姉さんが、あなたの初めて、してあげますね。ああん、可愛い。あなたのおちんちん、可愛いです。ううん、馬鹿になんてしていませんよ。緊張してるのかな? まだ完全に、大きくなっていませんね。では最初はお口で、綺麗にしてあげます。(フェラ)んん、んちゅ。んんっ、ん、ん。んあ。んん、んん。うふ。お口の中で、すっごく大きくなっちゃいましたね。もう、口には入りきらないです。だから今度は、あたしの中で、気持ち良くしてあげますね。んん。あっ! ああっ! 入りましたよ? どうですか、初めてのセックスは。あなたの、素敵な思い出になりたいな。ああっ、あっ、あっ。あーん、ああっ、ああっ」
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シナリオ001『科学部の危険なアルバイト』

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トリニティムーンフリー脚本001

『科学部の危険なアルバイト』

20150825

高辻カンナ

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陽子……高校の後輩

 

ミドリ……高校の先輩

 


 

陽子「『使用フリー脚本』001」

 

ミドリ「『科学部の危険なアルバイト』」

 

ちょっと間。

 

陽子「せんぱーい。ミドリせんぱーい」

 

ミドリ「あら、やっと来たわね、陽子ちゃん」

 

陽子「あたしに用事って何ですか? ピラミッドパワーの人体実験なら、もうお断りですよ。あれ、頭が、ゆわんゆわんするんです」

 

ミドリ「やあねえ、陽子ちゃん、非科学的。世の中にピラミッドパワーなんて、あるわけないじゃないの。ここは科学部。もっと科学にのっとった話をしましょうよ」

 

陽子「はあ。たとえば?」

 

ミドリ「永久機関とかゾンビパウダーとかオルゴンエネルギーの話よ」

 

陽子「ひとつも聞いたことがないんですう」

 

ミドリ「陽子ちゃんは勉強不足ねえ。まあ、いいわ。とりあえず、このお茶を飲んで話を聞きなさい」

 

陽子「はい。ミドリ先輩って、やっぱり優しい人ですね。ごく、ごく、ごく。色は青くて変だけど、美味しいお茶です」

 

ミドリ「でしょ? でね、今日、部室に来てもらったのには、ちゃんとわけがあるの。陽子ちゃん、アルバイトしない?」

 

陽子「アルバイトですか! 嬉しいです! 今月はちょっとピンチで、大好きなダークモカチップクリームフラペチーノは、ベンティが毎日、飲めないのです」

 

ミドリ「ちなみにそれ、480キロカロリーよ」

 

陽子「うーん? どれくらいでしょうか?」

 

ミドリ「ごはんで言うと、おちゃわん約2杯分。運動で言うと、ゆっくりめなジョギングで約1時間ぐらいね」

 

陽子「約1時間! そうか……それで……なのですね」

 

ミドリ「そう。最近、陽子ちゃん、ぷにぷにしてるでしょ」

 

陽子「ああん! やっぱりそう見えますか! ああん! スリムでつるぺたなロリっ子ボディが自慢だったのにい! コアなファンに直撃だったにい!」

 

ミドリ「そこで、これの出番なのよ。元のボディに戻す、いい薬」

 

陽子「うーん? この薬は何ですか?」

 

ミドリ「あたしが発明した、画期的なダイエットの薬よ。ちょっと飲んで、人体実験になりなさい。アルバイト代はきちんと出すから」

 

陽子「見るからに青色で、いやな感じのカプセルなのですう」

 

ミドリ「いいから、はやく飲みなさい。そのアルバイト代で、陽子ちゃんの好きな、ダークモカチップクリームフラペチーノが、ベンティで毎日飲めるわよ」

 

陽子「うう。それはとても魅力的なのです」

 

ミドリ「そしてまた太り、薬を飲んでまた痩せて、そのバイト代でまた太り、と、あたしの便利なモルモットになりなさい!」

 

陽子「それはいやです! きっと身体を壊します!」

 

ミドリ「大丈夫。あたしは天才だから。まあ、来月にはその薬が完成して、陽子ちゃんなんて、ゴミ箱にポイ、よ」

 

陽子「あーん! それはそれでいやなんですう」

 

ミドリ「冗談、冗談。ほら、はやく飲んでよね。やせるには、その薬が確実よ? すっっごく効くんだから。まあ、予定ではだけど」

 

陽子「ちなみに聞いておきますが、どうゆう理屈で、あたしは痩せるんですか?」

 

ミドリ「あら。意外といい質問をするわね。陽子ちゃん知ってる? 青色って、食欲をなくする色なのよ。青いおにぎりとか、青いカレーとか、人間には美味しそうに見えないものなの」

 

陽子「はあ。ちょっとわかる気がします」

 

ミドリ「そこで、この薬は! ありとあらゆるものが青く見える薬なの。これで食欲もなくなるってものなのよ」

 

陽子「ううーん? どうして、ありとあらゆるものが、青色に見えちゃうようになるんですかあ?」

 

ミドリ「それは簡単。目の中の細胞に、ちょーっと化学的な刺激を与えて」

 

陽子「(さえぎって。冷たい声で)却下です」

 

ミドリ「ああっ、薬を投げ捨てたっ!」

 

陽子「この薬はだめです! もし目が見えなくなったらどうするんですか!」

 

ミドリ「そんなドジはしないわよお。それにね、ちゃんと効果を打ち消す薬もあるの。これを飲めば、すぐに目は元通り」

 

陽子「今度は黄色の薬ですか。いちおう聞いておきますけど、それはどういう理屈なのですか?」

 

ミドリ「うん。これは、すべてが黄色に見える薬なの。つまり青と黄色で打ち消しあうというわけ」

 

陽子「いんちきくさいですう! 壊れたお腹を治す薬と、お腹からいっぱい出す薬を、一緒に飲むみたいなものですう!」

 

ミドリ「あら。うまいたとえ。陽子ちゃん、頭がいいわあ」

 

陽子「褒められても、ちっとも嬉しくないのです。あたし、もう帰りますからね。あ、あれ? 何だか目の前が青く……」

 

ミドリ「ああ。最初にあげたお茶の効き目が出てきたのね。意外と時間がかかるのねえ。これは、改良の余地ありだわ」

 

陽子「ひ、ひどいっ。お茶に、痩せる薬を混ぜたのですねっ」

 

ミドリ「うーん。つい、うっかりってやつ?」

 

陽子「うっかり、じゃありません! 黄色い薬、黄色い薬! あった!」

 

ミドリ「あ! 陽子ちゃん、それは!」

 

陽子「ごっくん、と。ふう。これで、もう青くは見えませんよね?」

 

ミドリ「あ、あのね、陽子ちゃん。今あなたが飲んだのは、オレンジの薬。開発中の、えっちな気持ちになる薬なの」

 

陽子「あ。あ。あ。何だか身体が。ああん、いやあん。陽子、変な気持ちになってきちゃったよお」

 

ミドリ「オレンジの薬は、まだ動物実験中なの。ちょーっと効き目が強すぎるのよね。って陽子ちゃん? あれ? 何する気?」

 

陽子「ああーん。身体が熱くて、もう我慢ができないのですう。ミドリ先輩、いっしょにえっちしてくださあい」

 

ミドリ「あ、あ。だめえ。あーん。陽子ちゃん、あーん。あーん」

 

陽子「うふふ。ミドリ先輩のここ、きれいな青い色」

 

ミドリ「あーん! あたしのそこは、きれいなピンク色よおーっ!」

 

おわり

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